寧楽ガラス

職人が作る蜻蛉玉

職人が作る蜻蛉玉。今や作り手がいない。作れる職人は現在殆どいない。
一般には余り出回らない希少価値のあるガラス玉。
職人が作る“とんぼ玉”「寧楽ガラス」とは当工房のガラス玉「寧楽ガラス」。

寧楽(なら)とは“やすらかに楽しむ”という意であり、“平和の都”を指します。諸説では「奈良」のことであると言われており、どこまでも優しく広がる古都奈良の空を表現したガラス玉を総称
「寧楽(なら)ガラス」と呼びます。

今や作り手が少なくなった、希少価値の高いガラス玉。今ではとても貴重で希少価値のあるガラス製品となり、
初めて観た方はその幻想的で不思議な魅力を持つ美しい輝きに圧倒されます。

ガラス玉をつくる作家は日本にも沢山居ますが、ガラス玉職人は数えるほどです。 使用する道具類や灰、鉄芯等々全てに至るまで職人は自ら作ります。

「寧楽ガラス」はどのようにして作りだされるのか。

美しく幻想的・神秘的に輝く「寧楽ガラス」は手間暇かけ作られたガラス粉をかけることで独特の輝きが生み出されます。石臼を手で持ち上げた状態で数色の色ガラスを挽き、挽き終えたガラスを各目の篩で粒ごとに分けます。

各種ふるい分けられたガラス粉をブレンドし、独特の粉が生まれます。

「寧楽ガラス」は“職人の業”でしか扱えない特殊な灯油式バーナーで1つ1つ職人が手作りします。

灯油式バーナーをつくる職人さえも今は数えるほどしかいません。煤が入りにくく、カロリーが強い灯油バーナーを使用することによってガラスに照りが出ます。

また風などの影響で少しでも悪い火になれば作れません。火の加減、粉を散らす火の中の位置、当て方、感覚、視覚など「寧楽ガラス」の製作は全てが必要とされます。

  • 特に夏にぴったりなガラスアクセサリー
  • 年齢を選ばないデザイン